chanmaruchan’s blog

いわゆるふじょしのどうじんさっか。

某アニメ映画諸々の話

先日アマプラに某絵本原案のアニメが
きていた。
当時、ネットでも話題だったので
有名なんだなぁ~ぐらいで内容も
知らないし、試しに観てみっか!と
観たのでしたが。

なるほど~~…

いや、なんだろう。作画も悪くないし
声優がド下手ということもない。
ストーリーもテンプレではあるが
滅茶苦茶破綻しているとかでもないし
まぁちょいちょいナンヤソレ?的な
突っ込みどころはあるんだけども、
不愉快というほどではない。
いや、本当にただただ

なるほど~~…

っていう感じなのだ。
なんであんな話題になったんだろう??
(作者のネームバリュー??)

因みにこれ、キミノナハでも同じ感覚に
なったんだよな。
理解出来ない物語の機微や難解さは無く、
むしろシンプルで分かりやすいんだけど
なんか謎の虚無感があるんだよな。
それも物語に対する悲しさとか苦しみ、
そういうものから生じる虚無じゃなくて
「なんも得るものなかったな…」的な現実の
時間対費用みたいな換算に対する虚無ね。
しかも私は月額払ってるとはいえ、
無料という体でこの映画を観たのに
タダに対して対価を求めるとは何事かと
自分でも思うのだけれど…

ただ面白いのはこの映画のポジティブな
感想がほぼ一律であること。
「面白い」「良かった」
「きれい」「泣いた」
なのだ。物語って大体考察班とか
深読みレビューとか面白い考え方や
予想外な受け取り方がある感想がある。
何故ならその映画を観る人の人生は
一律ではないからだ。色んな想いや感情移入、
もしくは理解出来ない思考、アイデアなどが
作品に触発され溢れるものだと思う。
その作品が有名で、良作とされるものなら
尚更だ。
なのに、この映画に対する平坦な感想群は
なんなんだろう?

面白い創作ってなんなんだろう?
改めて創るという事について考えてしまう
アニメ映画だったのだった。